ほぼ自分の覚え書き

ライセンスフリー、アマチュア無線、電子工作の日記

LA1600+TA7368Pによるシンプル短波ラジオ(その2)(終了)

LA1600を使ったスーパへテロダイン式短波ラジオの製作の話の続きです。 去年、一通り組み立てたのに、なぜかOSCが発振せず、原因不明だったので作業中断していました。

考えられる原因としては、 (1) LA1600の定格が3Vなのに4.5Vかけたので、もしかして壊れた。 (2) LA1600が最初から不良品だった。 (3) プリント基板に何か異常があった。スルーホールが抜けていないとか。 (4) OSCコイルに異常があった。 (5) コイルに付けたコンデンサは新しい基盤へ流用しました。なので、コンデンサは正常。

LA1600はいくつか買っていたので、うまくいかなかった基盤のLA1600を外して、交換してみようと思ったのですが、ICの足を折ってしまいメゲてしまい中断。 これ以上時間を費やす気がしなくなって保留していました。

今年になって、もう一枚の新しい基盤に新しい部品を使って組み立てたところ何ら問題なくOSC(9MHz帯)は発振してくれました。

最低限必要なパーツはLA1600、FCZコイル(9MHz帯)、100pFです。 コンデンサは基盤裏に付けたので写真では写っていません。

この状態で9MHz帯の発振をしたのを確認しました。

前回なぜうまくいかなかったのか、部品を取り替えてみたりしての原因追求は、今回はしないことにしました。本当はトコトンやったほうが勉強になるのです。

さて、その後、新しい基盤のほうは順調です。 低周波段を組み立て終わると簡単に受信テストをしてみました。 すると、9.750MHzのNHK WORLD-JAPANを聞くことが出来ました。 なお、簡単なロングワイヤーアンテナでは感度は良くなく、またマンションの室内ではノイズが多い状態です。

この短波ラジオは、簡単な板に取り付けて、バリコンをこれまた簡単なパネルにつけて、それでおしまいにしようと思います。


追記 なんと、回路パターンに重大な欠陥を発見してしまいました。 高周波回路は+9V動作させる予定でしたが、その取り出しピンを配置し忘れていました(笑) まあ、基盤から直接配線すればいいのですけど、これより先の作業はちょっと保留にしました。

ということで、LA1600+TA7368Pによるシンプル短波ラジオプロジェクトはこれにて終了。