ほぼ自分の覚え書き

ライセンスフリー、アマチュア無線、電子工作の日記

50MHz AM QRPトランシーバー(LA1600)(その2)

今日の記録は下記「50MHz AM QRPトランシーバー(LA1600)(その1)」の続きになります。途中、他のことをしていましたし、プリント配線板を発注して待っている期間もありました。

oitabb88.hatenablog.jp

 

では、おさらいと本日までの実績です。

(1)下記回路にてプリント配線板と部品のアッセンブリをJLCPCBに発注しました。
受信部は、50MHzを14MHz帯に36MHzのクリコンで落として、あとはLA1600を用いた14MHz帯のAM受信回路。
送信部は「FCZの寺子屋シリーズ 自作電子回路テキスト」大久保氏著作を参考にさせていただきました。

 (2)届いた基板を目視チェック

(3)低周波部の動作確認
低周波部のみに通電して低周波回路がなにかしら動いていることを確認。手で触ってブーンという音が出た(笑)

(4)14MHz帯の受信
さらに、OSCコイルを取り付けて14MHz台で発信しているか確認、スピーカーからサーという音が出ているので大丈夫か?と思って放送波を聞いてみようとしたのですが、これがまったく入らず・・・
何か変と思ってオシロスコープを繋いだら14MHzではなく63MHz??なる高周波で異常発振している! これはまいったとあれこれやっていると時々14MHz帯を発振していて、そのときはちゃんと放送波が受信出来ました。だけどすごく不安定です。
もしやと思って放送波を受信するために可変してみようと取り付けたバリコンの配線が長かったみたいで、これを外して固定コンデンサをつけたら14MHz帯で収まりました。
試しにコイルをぐるぐる回して9MHzの放送波が多いところにいくと、ロングワイヤーだけで十分いろんな局が聞こえてきました。LA1600を用いたスーパーヘテロダイン受信部はうまく動いたようです。

(5)クリコン
続いてクリコンを動作させてみたのですが、ディップメーターからの50MHz帯の発振を受信出来ません。どうやら36MHzの水晶発振回路が動いていなくて36MHzの発振がオシロで確認出来ないのです。そこで、JLCPCBで作ったもう一つ別の基板の36MHzの発振回路だけ部品を取り付けて通電してみましたが、同じく発振しません。さて、なにがダメなのか・・・
そこで、ランド式基板に36MHz部のみ同じ回路で作りました。

うまくいきました。発振していますので、回路に間違いは無いようです。
あと、違いといえば、JLCPCBに組み付けてもらった2SC1815ですが・・・
そこで、チップ部品でしたが組み付けてもらった2SC1815を手持ちの2CS1815に取り替えて見ましたが、ダメでした、なぜか発振しませんでした。

(6)一通り組み立ててみる
一応全体の動きをみたいので、このランド式基板の36MHz発振回路からの波形をJLCPCBの基板に入れてみましたら、雑音混じりで酷い音なのですが、VX-8からの無変調音を受信出来ました!

(7)次回の基板作成について
さて、今回の失敗を踏まえてプリント配線板を作り直します。
まず、36MHz水晶発振回路が不安なので、2SC1815とエミッタの15pF、同調コンデンサ、この3つはチップ部品でなく、こちらで調整しつつはんだ付けしようと思いますのでスルーホールにしておきます。また、酷い受信音というのはたぶんクリコンからの出力が大きく過大入力になっている可能性大なので、これはお手本通りに可変抵抗器を入れて、減衰出来るようにしようと思います。あとアンテナ直後にもアッテネーターとして可変抵抗器を入れておきます。
受信周波数を50.65付近にざっくり合わせて、VX-8で送信してみたのですが、近すぎてハム音がひどくうまくいっているのかどうかわけわかりません(笑)

と、中途半端ですが今日はここまで、

 

つづく・・・