CQを出している局を見つけたとき、その局がお初なのか、交信済なのかどうかを素早く知りたいというときがあります。
今まではTurbo HAMLOGの検索機能を使っていましたが、ctestwinの「パーシャルチェック表示」機能を使うともっと手軽に素早くチェック出来ることが分かりました。
では、早速手順を記録していきます。
※もっと適切な方法があるかもしれませんが、とりあえずうまくいったので記録しました。
作業の流れは、
まず、TurboHAMLOGの全交信データーから、必要なデーターに絞り込み、スペース区切りのテキストデーターに変換します。
そのデーターをctestwinのパーシャルチェック機能で使うpckファイルにして保存。
それをctestwinに読み込ませます。
以上で準備完了。
あとは、ctestwinの入力枠に調べたいコールサインを入力していくと、素早く交信済かどうかが分かります。
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では、具体的に
(1)TurboHAMLOGから全データーをcsvファイルに落とします。
検索から「複合条件検索と印刷」を選び
レコード番号を「1」にする。
出力先を「CSVファイル」
出力ファイル名を決めてセットする。
「検索無し」をクリックするとセットしてある出力ファイル名に保存されます。
(2)EXCELで読み込みます。
今、私はLibreOfficeというオフィス互換ソフトをインストールしているパソコンで作業していますので、少々画面が違うと思いますが、操作は似たような感じで出来るはずです。
ファイル-->開く
CSVファイルを読み込むときに、区切りのオプションに「コンマ」を選んでください。
(3)必要最小限の情報に絞り込みます。
私が素早く知りたい情報は、いつ、どのバンドで、どのモードで交信した相手なのか?ですので、それ以外の列を削除します。
下記が必要最小限の情報です。
(3)EXCEL互換ファイルとして一旦保存します。
EXCELを用いている場合は、普通のXLSファイルとして保存します。
(4)テキストファイルに変換します。
保存したファイルを読み込みなおします。
今回「wsftx_log.xls」というファイル名で保存したので、それを読み込みます。
(5)スペース区切りのCSVファイルとして保存します。
まず「名前をつけて保存」を選び、
「テキストCSV」を選びます。
※EXCELだったら「テキスト(スペース区切り)」だけでいいはず。
フィールドのオプションで「フィールドの区切り記号」に「空白」を選びます。
(5)パーシャルチェックファイルにする
保存したファイルを「メモ帳」あるいは(余計なことをしない)テキストエディタで開きます。
これをすべて選んでコピーします。
私の場合はA1クラブに入会させていただいているのですが、このクラブ専用のユーザーリストのパーシャルチェック用ファイルがありますのでこれに追加することにしました。
メンバーリストのファイルをメモ帳で開いて、最終行にペーストします。
これを例えば「202104.pck」といった分かりやすい名称のPCKファイルにして、ctestwinと同じディレクトリに保存します。
※ファイル名は何でもよいが、後々アップデートしなければいけないので、凝った名称にせず分かりやすい名称がおすすめ。
(6)ctestwinからパーシャルチェック表示させる
ctestwinを起動し、表示から「パーシャルチェック表示」をクリックします。
するとファイル読み込み画面になりますので、先程の「202104.pck」を指定します。
(7)動作チェック
ctestwinのCall枠から調べたいコールサインを入力してみてください。
入力するごとに情報が次々に表示されていきます。例えば「JH6P」まで入力すると、下記のような感じです。
JA6P・・とか似たコールサインも表示されていきます。
上記のように、以前交信した日付、バンド、モードが表示されています。
これで便利になりました。
※お願い
今回は以前交信したことのあるHAMLOGデータからの抽出ですので問題はないと思いますが、もし未交信のデーターが入っていたら、
例えばSWLしたときのデーターをHAMLOGに入力していたとかの場合。
この場合、1st QSOの相手に表示された内容をいきなり読み上げたりするのはやめてください。
初対面だと思っているのに、いきなり「***さん、ハジメマシテ」なんて言われたら気持ち悪いですよね。
下記HAMLOGの「お願い」を読んでください。