ほぼ自分の覚え書き

ライセンスフリー、アマチュア無線、電子工作の日記

RETEKESS TR103は割り切って使うラジオ

以前、RETEKESS TR103というラジオを紹介しました。

 

oitabb88.hatenablog.jp

このラジオは、マニュアルチューニングは出来ますが、ボタンを押すごとに低い周波数から高い周波数へ、あるいは逆に高い周波数から低い周波数に動かしていかねばならず、簡単に選局出来ないラジオなのです。

また、選局した放送局をメモリーにマニュアルで登録出来ません。

オートチューニングは、ボタン長押しすると低い周波数から高い周波数にスキャンしていき、受信した放送局を勝手にメモリーに入れていってくれます。

「勝手に」というのは、前にメモリーした領域に上書きされてしまうので、オートスキャンのたびにメモリー内容が変わってしまい、非常に使いづらいラジオです。

これは使えないと思っていましたが、私としてはとある結論に至りました。

 

「ラジオを持って行った場所において、その場で聞ける放送局だけを聞くラジオ」

 

つまり、自宅で1度オートスキャンしたら、メモリーされた放送局は通常自宅で聞こえている放送局であり、そうそう変化しませんから自宅ラジオとしては困ることはまず無いでしょう。

ホントは、聞こえるかもしれない放送局の周波数に合わせてみたいときがあるわけですが、このラジオは探査するラジオではなく、聞こえている放送局を聞くラジオなのです。割り切るべきです。

さて、自宅から持ち出して、どこか他の町に行ったときは、その土地でオートスキャンをかけます。そしてその土地で聞こえている放送局が登録されますからそれを聞く。

遠方の地から、日頃聞いている地元局が聞こえるかどうか?とか、その地ならどこそこの放送局が聞こえるはずでは?とか、確かめることはしないラジオだと割り切るのです。 もちろん、受信出来ていればメモリーに自動で登録されますから「聞こえた!」と喜べるわけですが。周波数をセットして待ち受け受信するというのがほぼ出来ないラジオだということ。

書いていること、わかりますかね?

とても使いづらいと思うならこのラジオは絶対に入手しないことですね。

ラジオであちこちの放送局を見つけ回りたい人にはオススメ出来ません。

 

というわけで、改めて評価するなら、

(1)小型軽量なのはよい

(2)結構充電電池の持ちがよいと分かった

(3)操作は簡単と割り切ること

旅行で使うなら、その地で最初1回スキャンさせる。
するとその地で受信出来る放送局が自動でメモリーに登録される。
次からはメモリーを選ぶのみ。

別の場所移動したらもう一度スキャンする。

その地で聞けるのは、どの放送局で、周波数は・・・などと期待しない、聞けるはずの放送局が聞こえないからとダイアルをぐるぐる回したりしない人向けだ。

このラジオで聞こえる放送局を迷わず聞く。
聞こえない放送局は聞こえないのだから、このラジオで聞けなくていい。

ただそれだけだ。