2024-08-30
これが最終形なのか?
LA1600を使った短波ラジオをいくつも作って来ました。そのたびに回路図の一部を変更したり、プリント配線板のパターン、全体の大きさ、付加回路(BFOとかSメーターとか)を加えてみたり変更してみたり削除してみたりしてきました。
結局のところ、付加回路は別の基板で作り後付けするのがいいと悟り。元となる回路は下記にしてみることにしました。
発注先はいつものJLCPCBです。
PCB Prototype & PCB Fabrication Manufacturer - JLCPCB
回路図
バリコンの代わりにバリキャップを使っています。ボディエフェクトを無くせるので、ケース作りに自由度があります。受信周波数帯の幅はバリキャップの仕様に合わせてコンデンサと抵抗値を計算で求めて用意すればよいのでとても楽です。
この具体的な計算方法については後日まとめる予定。
付加回路あれこれ
(1)高周波増幅段
付けてみたかった高周波増幅段でしたが、海外の放送局を聞く限り、上記のような回路でも十分です。 なお、アマチュア無線を聞くには感度以前に帯域幅が広すぎますし、OSCの安定度も良くありませんから工夫は必要ですが。
(2)BFO回路
アマチュア無線を聞くためにBFO回路を載せたことがありますが、どこからか中間周波数回路に、あるいは低周波回路に紛れ込みよくありませんでした。 次回からは外部に回路を設け、この本体に接続する形を取ろうと思います。
(3)Sメーター回路
当初はこれもプリント配線板に載せていましたが、どうもメーターの振れが良くなく満足感ありませんでした。2回ほど違う回路を試しましたが不採用としました。
次回は外部に作り、この本体に接続しようと思います。
(4)受信周波数表示
受信周波数カウンターのキットをすでに持っていますが、今まで接続してみていません。 これも本体に接続する形で実験予定です。
(5)ALC回路
ALCがあまり効いていませんので、これも外部に回路を用意して本体に接続して実験してみたいです。
以上、(1)~(5)のためにプリント配線板に端子を用意しました。
プリント配線板の3D表示
小さなコネクターを選んだつもりですが、案外面積を占めています。
これら含めてあらかじめアッセンブリを発注しました。
こちらで用意するのは、LA1600とFCZコイル、バリキャップ、バリキャップに合わせてコンデンサと抵抗器、ボリューム4個(ATT用、低周波段ボリューム用、周波数メインと微調整用)、スピーカー、電源(006P電池)、電源スイッチです。
ケースは今回はMarchallのギターアンプに組み込む予定です。
(ギターアンプのアンプ回路基板を外して入れ替えます)
Marchallのギターアンプは中古品を買いました。動作不明のが安く手に入りました。
プリント配線板のサイズ 78mmX47mm
今回JLCPCBに発注したプリント配線板のサイズは今までで最小サイズとなりました。回路部品を以前よりぐっと密度高く配置してみました。
このサイズだと100mmX100mmの枠内に2枚収まるので、一回の発注で10枚格安で作ることが出来ます。とはいえ、今回は予算の都合で5枚にしました。
そうそう、今回中間周波数帯フィルターにちょっと性能のいいのを使いたかったので、今まで使ってきたフィルタとどちらでも取り付けられるようにしてみました。
続く・・・