ほぼ自分の覚え書き

ライセンスフリー、アマチュア無線、電子工作の日記

14MHz帯受信機(クリコン用)(その2)

プリント配線板+一部部品のアッセンブル済入荷

本来の流れから引き続き脱線中です。

先に14MHz帯の受信機を作ろうとして基板を発注し、先日届きました。
細かいパーツはアッセンブル済ですので、14MHzのFCZコイルとLA1600とか半田付けを始めました。 しかし、IFTコイルの黄色が在庫切れしていたのをすっかり忘れていました。 それとあといくつか買うものも出てきたので、本日サトー電気さんに発注しました。 

BFO回路の確認

BFO回路部を組立ててみましたら、波形がこんなの・・・
まあこの波形は見なかったことにして(笑)とりあえずこれでいきます。

と、思ったら思わぬ事態です。信号強度が強すぎるようで、BFO出力をつないでもないのに中間周波数回路に飛び込むようでノイズになります。これは意外な問題発生でBFO回路は止めました。同じ回路で行くなら他の基板に作ってシールドしてやるしかなさそう。

受信周波数帯を狭めたい

前回作ったときはBCLラジオ用ということで、受信周波数帯は広く設定してありました。 5MHz~12MHzといった感じです。 それを可変幅1MHzくらいまで狭めることは出来ました。 今回、50MHz送受信機の受信機とする場合は、そもそも送信部がVXOの予定なのでわずかな可変幅で十分なのです。そこで受信周波数可変幅を50KHz~200KHzといった範囲に出来るかどうか、安定するかどうかの実験を行いたいと思います。

 

 

 

14MHz帯受信機(クリコン用)(その1)

計画は脱線

ほんとは下記の続きをしたほうがいいのですが・・・
超再生式受信機の基板化に今一歩自信無くて保留しています。思い切ってやるのみなのですが、ちょっと気が向くまでストップです。

oitabb88.hatenablog.jp

14MHz帯受信機を先に作る

前々から何度もチャレンジしてきているHF帯受信機のプリント配線板、LA1600を用いた昔からよくある受信機です。製作は成功したのですが、その後も気になるところが出てきて何度も回路を修正して、そのたびにパターンも修正して、使用するパーツも変更してみたり、そして今回一部のヘッダーピンをコネクタに見直したのを機にJLCPCBに発注しました。

5枚で14,000円ちょい。(送料含む) 現在入荷待ちです。
10/8に発注、そして10/13出荷されました。

基板は5枚来るので、1枚はまた9MHz帯の短波放送受信機に、そしてもう1枚は14MHz帯受信機に仕上げて、50-->14のクリコンに接続して50MHz帯の受信機にしたいと思います。残り3枚の用途は未定。

 

LA1600を使った短波ラジオのプリント配線板をJLCPCBで作ってアッセンブリ(その1)

LA1600を使ったスーパへテロダイン式短波ラジオの製作の話の続きです。
去年からのんびりと組み立てていた短波ラジオですが、結果的にうまくいって9MHz帯の放送を受信することが出来ました。

ですが、配線パターンがおかしい、不要な抵抗器のパターンが残されたまま等のミスが見つかり。 それらは無視しても受信回路として邪魔しないレベルではありますが、ここはやはり作り変えることにし、このプリント配線板を使ったプロジェクトは中断しました。

さて続きはどうせならということで、JLCPCBにプリント配線板を作ってもらうと同時に抵抗器やコンデンサ等のアッセンブリも発注してみます。

手元に届いてからの作業はFCZコイル、ボリューム、電源スイッチ、LA1600等のJLCPCBでストックされていない部品のハンダ付け作業が必要となります。

※ボリュームや電源スイッチはJLCPCB在庫のものを用いればもっと手作業が少なくなりますが、すでに私が買ったのを活用したいので今回は手作業とします。

それと、今回の低周波アンプにTDA7052AT 1W BTL mono audio amplifierを使ってみます。 すごく部品点数が少なくてすみ、かつ、DCでボリュームコントロールが出来るそうです。

 

 

ちょうどKiCADがバージョンアップしましたので早速ダウンロードして使います。

前回の回路をコピーして、Version 7.0.0にペーストして・・・

すんなりいきませんでした。

シンボルとフットプリントが一致しないとかのエラーがザクザク。ひとつひとつ修正していきました。 私の場合はFCZコイルとか自分で作ったシンボル、フットプリントがいくつかありますので、そのファイルをうまく移行出来ていなかったためです。

 

Version: (7.0.0), release build

 

 

LA1600+TA7368Pによるシンプル短波ラジオ(その2)(終了)

LA1600を使ったスーパへテロダイン式短波ラジオの製作の話の続きです。 去年、一通り組み立てたのに、なぜかOSCが発振せず、原因不明だったので作業中断していました。

考えられる原因としては、 (1) LA1600の定格が3Vなのに4.5Vかけたので、もしかして壊れた。 (2) LA1600が最初から不良品だった。 (3) プリント基板に何か異常があった。スルーホールが抜けていないとか。 (4) OSCコイルに異常があった。 (5) コイルに付けたコンデンサは新しい基盤へ流用しました。なので、コンデンサは正常。

LA1600はいくつか買っていたので、うまくいかなかった基盤のLA1600を外して、交換してみようと思ったのですが、ICの足を折ってしまいメゲてしまい中断。 これ以上時間を費やす気がしなくなって保留していました。

今年になって、もう一枚の新しい基盤に新しい部品を使って組み立てたところ何ら問題なくOSC(9MHz帯)は発振してくれました。

最低限必要なパーツはLA1600、FCZコイル(9MHz帯)、100pFです。 コンデンサは基盤裏に付けたので写真では写っていません。

この状態で9MHz帯の発振をしたのを確認しました。

前回なぜうまくいかなかったのか、部品を取り替えてみたりしての原因追求は、今回はしないことにしました。本当はトコトンやったほうが勉強になるのです。

さて、その後、新しい基盤のほうは順調です。 低周波段を組み立て終わると簡単に受信テストをしてみました。 すると、9.750MHzのNHK WORLD-JAPANを聞くことが出来ました。 なお、簡単なロングワイヤーアンテナでは感度は良くなく、またマンションの室内ではノイズが多い状態です。

この短波ラジオは、簡単な板に取り付けて、バリコンをこれまた簡単なパネルにつけて、それでおしまいにしようと思います。


追記 なんと、回路パターンに重大な欠陥を発見してしまいました。 高周波回路は+9V動作させる予定でしたが、その取り出しピンを配置し忘れていました(笑) まあ、基盤から直接配線すればいいのですけど、これより先の作業はちょっと保留にしました。

ということで、LA1600+TA7368Pによるシンプル短波ラジオプロジェクトはこれにて終了。

LA1600+TA7368Pによるシンプル短波ラジオ(その1)

ずっと前に作ったFMラジオが、3Vでもスピーカーを十分な音量で鳴らすことが出来てびっくりしたので、さらに他の回路も試してみたくなりました。 FMラジオに使ったのはNJM2073DというICを使った低周波アンプキットで、最初これと同じICを仕入れるつもりでしたが、TA7368Pという低周波アンプICに目が行き、こちらは使ったことがないので、さらに今回はLA1600とTA7368Pの組み合わせを電池2本で動かします。

しかも今回は短波帯に挑戦です。 ずっと前に9Mhz帯のFCZコイルを買ってそのままにしているのでこれを使います。

 

回路は先輩方々のウェブを参考に、あれこれ集めてツギハギさせていただきました。
出来るたけシンプルに安全策を取ったつもりです。
早速KiCADでガーバーファイル仕上げて、今回はELECROWに発注してみました。
PCBWAY、PCBGOGO、FUSIONと渡り歩きましたが、どこか部品実装の注文が分かりやすいところに落ち着こうと思っています。

 

 

 

www.elecrow.com

 

 

ポケットラジオの差にビックリ

そもそもこういったポケットラジオに興味持ったのは防災グッズの一つとして、防災ポーチに1台入れておきたいと思ったのがきっかけ。

すでにBCLラジオとしてそこそこ性能のいいのを持っていますが、防災ポーチに入れるには大きいのでどうしたものかなと漫然と考えていました。 そういった時に、去年、別件でケーズデンキに立ち寄った際に、小さくて軽いAudioCommの「AM/FM RAD-P360Z-W」を見かけて衝動買いしました。

下記にその時の書き込み oitabb88.hatenablog.jp

下記はオーム電機のウェブページ www.ohm-electric.co.jp

このラジオはとても小さくて軽くて、そこそこのバッテリー寿命があるのでこれで決定! と、これで済ますつもりが・・・やっぱり他のも気になって、その後何台か買ってしまいました😝

次に買ったのがこれ、 aiwaのデジタルポケットラジオ AR-DP35B oitabb88.hatenablog.jp

このアイワのラジオはデジタルの良さで選局がらくらくです。 ところが!私の持っている個体だけかもしれないのですが、電池がヘタってくると音が割れてくる現象を最近発見。ちょっとガックリです。 先に買ったRAD-P360Z-Wは電池がヘタってきても音割れはしているかどうか分からないレベル。 この2台を比べると、デジタルということで選局のしやすさでアイワを優位にしたいけど、まさかの音割れ発生でAudioCommのほうが良いという結果です。


どれも同じようなポケットラジオですが、このように結構差があったのでびっくりしました。 さて、もう一つのびっくりは感度です。

3番目に買ったラジオ、ヤザワの長寿命AM・FMハンディラジオ RD31SV oitabb88.hatenablog.jp

電池がかなりヘタっていても動作する、防災用としては優れもののラジオです。 ところが、感度が他のと比べて悪いことに最近気づきました。

アイワでは受信出来ているのに、このヤザワのラジオではまったく受信出来ていません。 電池を相互入れ替えてみたり、場所を入れ替えてみたりしましたが同じでした。

とはいえ、ヘタったラジオでも鳴るというのは防災用としては高得点です。 地元局が聞こえる場所にちょっと移動すればいいだけの話なので、このまま保有しておくことにします。

ちなみに・・・アイワのラジオは電池がヘタると音が歪むということで、いずれ手放すことになるだろうと思います。

RETEKESS TR103は割り切って使うラジオ

以前、RETEKESS TR103というラジオを紹介しました。

 

oitabb88.hatenablog.jp

このラジオは、マニュアルチューニングは出来ますが、ボタンを押すごとに低い周波数から高い周波数へ、あるいは逆に高い周波数から低い周波数に動かしていかねばならず、簡単に選局出来ないラジオなのです。

また、選局した放送局をメモリーにマニュアルで登録出来ません。

オートチューニングは、ボタン長押しすると低い周波数から高い周波数にスキャンしていき、受信した放送局を勝手にメモリーに入れていってくれます。

「勝手に」というのは、前にメモリーした領域に上書きされてしまうので、オートスキャンのたびにメモリー内容が変わってしまい、非常に使いづらいラジオです。

これは使えないと思っていましたが、私としてはとある結論に至りました。

 

「ラジオを持って行った場所において、その場で聞ける放送局だけを聞くラジオ」

 

つまり、自宅で1度オートスキャンしたら、メモリーされた放送局は通常自宅で聞こえている放送局であり、そうそう変化しませんから自宅ラジオとしては困ることはまず無いでしょう。

ホントは、聞こえるかもしれない放送局の周波数に合わせてみたいときがあるわけですが、このラジオは探査するラジオではなく、聞こえている放送局を聞くラジオなのです。割り切るべきです。

さて、自宅から持ち出して、どこか他の町に行ったときは、その土地でオートスキャンをかけます。そしてその土地で聞こえている放送局が登録されますからそれを聞く。

遠方の地から、日頃聞いている地元局が聞こえるかどうか?とか、その地ならどこそこの放送局が聞こえるはずでは?とか、確かめることはしないラジオだと割り切るのです。 もちろん、受信出来ていればメモリーに自動で登録されますから「聞こえた!」と喜べるわけですが。周波数をセットして待ち受け受信するというのがほぼ出来ないラジオだということ。

書いていること、わかりますかね?

とても使いづらいと思うならこのラジオは絶対に入手しないことですね。

ラジオであちこちの放送局を見つけ回りたい人にはオススメ出来ません。

 

というわけで、改めて評価するなら、

(1)小型軽量なのはよい

(2)結構充電電池の持ちがよいと分かった

(3)操作は簡単と割り切ること

旅行で使うなら、その地で最初1回スキャンさせる。
するとその地で受信出来る放送局が自動でメモリーに登録される。
次からはメモリーを選ぶのみ。

別の場所移動したらもう一度スキャンする。

その地で聞けるのは、どの放送局で、周波数は・・・などと期待しない、聞けるはずの放送局が聞こえないからとダイアルをぐるぐる回したりしない人向けだ。

このラジオで聞こえる放送局を迷わず聞く。
聞こえない放送局は聞こえないのだから、このラジオで聞けなくていい。

ただそれだけだ。