GRⅢx持って散策です。
GRⅢx持って散策です。
LA1600を使ったスーパへテロダイン式短波ラジオの製作の話の続きです。
去年からのんびりと組み立てていた短波ラジオですが、結果的にうまくいって9MHz帯の放送を受信することが出来ました。
ですが、配線パターンがおかしい、不要な抵抗器のパターンが残されたまま等のミスが見つかり。 それらは無視しても受信回路として邪魔しないレベルではありますが、ここはやはり作り変えることにし、このプリント配線板を使ったプロジェクトは中断しました。
さて続きはどうせならということで、JLCPCBにプリント配線板を作ってもらうと同時に抵抗器やコンデンサ等のアッセンブリも発注してみます。
手元に届いてからの作業はFCZコイル、ボリューム、電源スイッチ、LA1600等のJLCPCBでストックされていない部品のハンダ付け作業が必要となります。
※ボリュームや電源スイッチはJLCPCB在庫のものを用いればもっと手作業が少なくなりますが、すでに私が買ったのを活用したいので今回は手作業とします。
それと、今回の低周波アンプにTDA7052AT 1W BTL mono audio amplifierを使ってみます。 すごく部品点数が少なくてすみ、かつ、DCでボリュームコントロールが出来るそうです。
ちょうどKiCADがバージョンアップしましたので早速ダウンロードして使います。
前回の回路をコピーして、Version 7.0.0にペーストして・・・
すんなりいきませんでした。
シンボルとフットプリントが一致しないとかのエラーがザクザク。ひとつひとつ修正していきました。 私の場合はFCZコイルとか自分で作ったシンボル、フットプリントがいくつかありますので、そのファイルをうまく移行出来ていなかったためです。
Version: (7.0.0), release build
今回のプリント配線板発注は、部品のアッセンブリも同時に頼んでみます。
発注先は今回もJLCPCBです。
PCB Prototype & PCB Fabrication Manufacturer - JLCPCB
プリント配線板を発注する手順には幾分慣れてきたつもりなので、さらに次の段階として、ある程度の部品(抵抗器、コンデンサ等のSMDパーツ)をJLCPCB側で取り付けてもらうサービスにチャレンジです。
非常に敷居が高くて、結構あれこれ分からず悩みました。今日、発注する際にも何度も間違えて発注を取り消して修正してを繰り返して、ようやくエラーがなくなったようなので、思い切って発注してみました。
間違いあるかもしれませんが、まあいいでしょう。
料金は下記のような簡素な回路図のもので1枚あたり千円ちょっとです。プリント配線板+パーツアッセンブリ込みです。
これを高いと思うかどうかは個人それぞれ違うでしょうけど、将来の複雑な回路の注文にも対応出来るように、今回は練習といったところが大きいので、私にとっては安いと思いました。
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よく見かけるラジオの回路です。
ワンチップラジオICをNJM2076Dで増幅してスピーカーを鳴らします。以前作って電源は単4ひとつの1.5Vなのに結構満足出来る音量で鳴ってくれましたので、今回はこれで短波放送を聞いてみます。
なお、9Vで動く高周波増幅段を基盤内に配置してみました。ワンチップICが高利得なので発振させてしまい失敗する可能性大なのですが、まあ、そこは練習用です。うまくいかなかったら高周波増幅段はピンヘッダで簡単に切り離せるようにしておきました。
3Dで見てみるとうまくいくような感じです。
実際の発注画面です。 データをアップしたら基盤が表示されます。
さて、部品関連のデータをアップしたらこういった画面が出てくるのですが、よく見るとピンヘッダの向きが90度狂ってしまっていました。発注を中断して、KiCADに戻ってチェックしたのですが分かりません。何度も見返して分からないので、今回はこのオンラインの画面上で修正しました。
本来なら、一発でうまくいくよう、KiCAD側で修正しておきたいのですが、次回までの課題にしましょう。
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夜中に発注したわけですが無事受け付けられました。
まあ、ここまでは自動なのでしょうね、明日から実際のチェックが始まり、なにかエラーがあれば教えてくれると思います。
ということで、今日はここまで。